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大内家壁書 おおうちけかべがき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大内家壁書
おおうちけかべがき

『大内家諸掟留書』『大内氏掟書』ともいう。家法。1巻。室町時代後期の守護大名大内氏が制定した法令集。現存するものは長禄3 (1459) ~明応4 (95) 年の間に発布された 50項目あまりを収録したもの。

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百科事典マイペディアの解説

大内家壁書【おおうちけかべがき】

大内氏の家法。分国法の一つ。異本が多いが《群書類従》に1439年―1495年間の法令50項を奉書形式などで収める。内容は家人や百姓の心得,商人の統制,社寺や儀式についての法令などで,中世大名研究の好史料。
→関連項目浦役大内氏

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世界大百科事典 第2版の解説

おおうちけかべがき【大内家壁書】

周防を本拠とする守護大名大内氏の家法。《大内家法》《大内家掟書》などともいう。一時の制定ではなく既出の法令をのちに編集した特異な形式。1冊。編者は不明だが大内氏の国政に近く位置した者の手で,所収法令中最後の発令年1495年(明応4)をさして下らぬ時期に編集されたものであろう。壁書は事書に記して法令の要旨を示すのが一般であるが,この諸法令は必ずしもこれに該当しない。《群書類従》本によるとその諸法令は直状形式2通,奉書形式44通,記録形式3通,請書1通であるが,奉書形式のうち〈壁書如件〉の書止めのものが34通で全体の大半を占めるところから壁書の名称が生じたのであろう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大内家壁書
おおうちけかべがき

室町時代の大名大内氏の法令集。中国地方西部から九州北部にかけて一大守護領国を形成した大内氏が個別に発布した法令の一部をのちに編集したもので、大内氏掟書(おきてがき)などの異称がある。1439年(永享11)から95年(明応4)までの法令を収めた原形が、95年8月以降遅くない時期に大内氏自身によって編集されたらしい。このほか、大内氏滅亡後に大幅に増補されたもの、16世紀の法令を中心とするものなど幾系列かの伝本がある。
 原形では、家臣団内部の統制、領主相互間の利害調整の規定、交通・流通の規制や軍事動員、山口の町の治安など、守護としての領国支配に関する規定は多いが、農民支配に関する規定は少ない。刊本に『中世法制史料集 第3巻』ほかがある。[山田 渉]

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世界大百科事典内の大内家壁書の言及

【壁書】より

…現存する最も古い壁書といわれる807年(大同2)の壁書も律令官人の着座に関する規定であり,幕府・戦国大名においてもこのような諸機関の規則伝達手段として広くもちいられた。そして,《大内家壁書》の法令に多くみられるような,その末尾を〈仍壁書如件〉という文言で結ぶ法令の様式をうみだした。いっぽうこの通達方式は,その役割を拡大し,一般公衆への法令伝達としてももちいられるようになった。…

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