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大発生(読み)だいはっせい

百科事典マイペディアの解説

大発生【だいはっせい】

生物,一般には動物が急激に増殖して個体数が著しく増大すること。トノサマバッタ飛蝗(ひこう)),ウンカニカメイガアメリカシロヒトリイチモンジセセリ,ヒトデなど下等なものに多いが,レミングノウサギなど哺乳(ほにゅう)類でもみられる。農作物や魚介類に大害を与えることも多く,赤潮(あかしお)もこの例。原因は気候条件,天敵の減少,食物量の増大など環境の影響が大きいが,ジュウシチネンゼミのように遺伝的に決まった周期(13年および17年)で大発生するものもある。また大発生に伴って集団移動や相変異が見られることもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいはっせい【大発生 outbreak】

ある生物とくに動物が通常に比べ急に大幅な個体数の増加を引き起こす現象を指す。異常発生とも呼ばれる。大発生には大きく分けて二つの型があり,一つは一世代だけで急激な個体数増加を示すもので突発的大発生sudden outbreakと呼ばれる。もう一つは数世代かけて高密度に至るもので漸進的大発生gradationと呼ばれる。後者の大発生は農作物や森林の病害昆虫によく見られ,しばしば破滅的な大被害をもたらすことがあり,農林学上深刻な問題となる。

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