精選版 日本国語大辞典「神気」の解説
しん‐き【神気】
〘名〙
① 万物を組成する元素。〔礼記‐孔子間居〕
② 不思議な雲気。霊気。〔史記‐封禅書〕
③ すぐれた趣。〔図絵宝鑑‐三〕
※史記抄(1477)一四「神気が争てある処へ邪気が入たほどに、年少の身ではとりなをしがたいぞ。さるほどに死なれたぞ」
⑤ 精神。たましい。心の働き。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)四「神気に聰明なる処を忘してのくべし」 〔南史‐蔡興宗伝〕
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