宇野宗佑内閣(読み)うのそうすけないかく

百科事典マイペディア 「宇野宗佑内閣」の意味・わかりやすい解説

宇野宗佑内閣【うのそうすけないかく】

1989年6月3日〜1989年8月10日。自由民主党単独内閣リクルート事件退陣に追い込まれた竹下登に代わって宇野宗佑外相が自民党総裁に選出され(幹事長橋本龍太郎),総理大臣就任。リクルート疑惑に揺れる政界にあって清潔にみえることで選ばれ,〈政治改革〉をキャッチフレーズに登場した宇野首相も,就任後すぐに女性スキャンダルが発覚,7月の参議院選挙で自民党が大敗したため(与野党逆転),退陣を表明後継海部俊樹
→関連項目小泉純一郎

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「宇野宗佑内閣」の意味・わかりやすい解説

宇野宗佑内閣
うのそうすけないかく

(1989.6.3~8.10 平成1)
リクルート事件で辞職した竹下登内閣にかわり成立した自由民主党内閣。発足直後に首相宇野宗佑自身の女性スキャンダルが発覚、1989年7月の参議院選挙で自由民主党が惨敗し、その責任をとって退任した。この間、首相はパリサミットに出席しただけで、消費税問題、日米経済摩擦に具体的対策を出せないまま、69日間の短命内閣となった。

[編集部]

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「宇野宗佑内閣」の解説

宇野宗佑内閣
うのそうすけないかく

自民党の宇野宗佑を首班とする内閣(1989.6.3~8.10)。竹下内閣をめぐるリクルート疑惑で政局が混乱するなか難航の末に成立。当初清新な印象を与え,政治改革への期待を担って発足したが,ほどなく首相の女性スキャンダルを新聞に暴かれ,7月の参議院選挙で自民党が惨敗し,8月総辞職した。在任68日の超短命内閣。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

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