安 禄山(読み)あんろくざん

旺文社世界史事典 三訂版 「安 禄山」の解説

安 禄山
あんろくざん

?〜757
唐代の武将で,安史の乱の首謀者
父はイラン系ソグド人で,母は突厥 (とつけつ) 人という。幽州節度使張守珪 (ちようしゆけい) の部下から身を起こし,玄宗寵愛を得て751年までに平盧 (へいろ) ・范陽 (はんよう) ・河東3節度使を兼ねる大軍閥となった。宰相楊国忠の無能に乗じ,755年に范陽で挙兵(安史の乱),一時洛陽で帝位を自称し勢威をはったが,のち第2子安慶緒に殺された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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