コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

靺鞨 まっかつ Mo-he; Mo-ho

6件 の用語解説(靺鞨の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

靺鞨
まっかつ
Mo-he; Mo-ho

中国,隋・唐代に満州北東部に拠ったツングース系諸族 (→ツングース語系諸族 ) の総称。北魏の頃,勿吉 (もっきつ) に服属し,その崩壊後も自立通貢してきたその地の諸部を,中国では過去の彼らと区別し,勿吉の同音異字の靺鞨と称した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

まっかつ【××鞨】

中国、の時代に、中国東北部から朝鮮半島北部に住んでいたツングース系諸族の中国側からの呼び名。七部に分かれ、その一部である粟末(ぞくまつ)部は、渤海(ぼっかい)国を建国。黒水部はその支配下に入らず、のちに女真と称された。勿吉(もっきつ)。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

靺鞨【まっかつ】

中国東北北部,沿海州方面に住んだツングース語系諸族南北朝時代には勿吉(もっきつ),隋唐代に靺鞨と呼ばれた。その一部は高句麗支配下に入り,その滅亡後,698年高句麗人とともに渤海(ぼっかい)国を建てた。
→関連項目夫余満州満州族

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

まっかつ【靺鞨】

古代北東アジア沿海州方面に拠ったツングース系諸族の称。はじめ勿吉(もつきつ)支配のもとにあり,6世紀半ば,勿吉滅亡後,その配下の諸族がこの名で呼ばれた。その一部は高句麗支配下に入り,その滅亡後,698年,高句麗人とともに渤海国を建てるに至った。 日本との関係では《続日本紀》養老4年(720)正月丙子条に,〈渡嶋津軽津司従七位上諸君鞍男等六人を靺鞨国に遣わして,其の風俗を観せしむ〉とあり,この際の〈渡嶋津軽津司〉というものの実態は明らかでないが,阿倍比羅夫の遠征によって開けた本州最北端―北海道西南端連絡航路の確保のため津軽十三湊あたりに駐在した港湾管理者のようなものと考えれば,ここから渡嶋さらには渤海方面とのある種の交渉は考えられないことではない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

まっかつ【靺鞨】

中国、隋唐時代に東北地方から朝鮮半島北部に居住したツングース系諸族の総称。勿吉もつきつ崩壊後、有力な七部に分立、粟末ぞくまつ部を中心に渤海ぼつかいを建てたが、黒水部は対立してのちに女真族となった。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

靺鞨
まっかつ

6世紀後半から中国東北の松花江流域を中心に、北は黒竜江中・下流域、東はウスリー川流域、南は朝鮮半島北部に勢力を振るったツングース系諸族の一派。5世紀後半からこの地方にあった勿吉(もっきつ)人の国が6世紀なかばに崩壊し、その服属諸部が自立したが、自立後も一括してその同音異字で靺鞨とよばれた。いくつかの大部族に分かれ、そのうち粟末(ぞくまつ)、伯咄(はくとつ)、安車骨(あんしゃこつ)、払涅(ふつでつ)、号室(ごうしつ)、白山(はくさん)、黒水(こくすい)の七部族が有力で、靺鞨七部とよばれた。高句麗(こうくり)と争い、粟末、白山の二部は高句麗に服属した。高句麗が唐に滅ぼされた(668)のち、高句麗の復興を唱えて渤海(ぼっかい)国が成立すると(698)、多くの靺鞨人はその支配下に入ったが、黒水部だけは独立の勢力を保持した。[菊池俊彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

靺鞨の関連キーワードウスリー川ツングース語ツングースアジアンポップス東アジア首脳会議ツングースカ事件ツングースカ大爆発ツングース族ツングース・満州諸語トゥングース諸語

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

靺鞨の関連情報