安倍山
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
奈良県桜井市阿部(あべ)にある華厳(けごん)宗別格本山。当院は安倍倉橋磨呂(くらはしまろ)(阿倍内麻呂)の創建といわれ、もと安倍寺崇敬寺と称し、華厳宗と真言宗を擁していた。盛時には法隆寺式伽藍(がらん)配置の壮大さであったといわれるが、栄枯盛衰し、明治時代に文殊院と改称し、今日ではその面影をしのぶだけになった。快慶(かいけい)作の本尊文殊菩薩(ぼさつ)は7メートルもあり、脇侍(わきじ/きょうじ)4像とともに国宝。京都府の天ノ橋立(あまのはしだて)切戸(きれと)の文殊(もんじゅ)(智恩寺)、山形県の亀岡(かめおか)文殊堂とともに日本三大文殊の一つとして、古来より多くの参詣(さんけい)者がある。
[眞柴弘宗 2015年6月17日]
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...