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安楽寿院 あんらくじゅいん

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安楽寿院
あんらくじゅいん

京都市伏見区竹田内畑町にある真言宗智山(ちざん)派に属する寺。1137年(保延3)、鳥羽(とば)天皇の念持仏である卍阿弥陀(まんじあみだ)仏を本尊とし、覚行法親王を導師に創建された。盛時は荘厳な堂塔伽藍(がらん)が軒を連ねていたが、相次ぐ兵乱、火災などにあい、現在は往時の壮観はないが、境内に鳥羽(とば)、近衛(このえ)両天皇御陵、少し離れて白河(しらかわ)天皇御陵があり、盛時のようすがうかがえる。寺宝に、石造五輪塔、石造三如来像、仏画の『孔雀明王(くじゃくみょうおう)図』『普賢菩薩(ふげんぼさつ)図』『二十五菩薩来迎(らいごう)図』など国の重要文化財、重要美術品が多い。[眞柴弘宗]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の安楽寿院の言及

【鳥羽殿】より

…そして没時の在所三条室町殿西対を鳥羽殿東殿へ移築し,九躰阿弥陀堂につくりかえ成菩提院(じようぼだいいん)と名づけ,三重塔の拝所にあてた。鳥羽法皇は鳥羽殿北殿に36年(保延2)宇治平等院鳳凰堂を模した勝光明院(しようこうみよういん)御堂を造立し,東殿には37年に安楽寿院(あんらくじゆいん)九躰阿弥陀堂,39年に三重塔,40年に炎魔天堂と美福門院塔を造立した。47年(久安3)に安楽寿院の南に新御堂(九躰阿弥陀堂),54年(久寿1)には二階九間四面阿弥陀堂と二階三間四面釈迦堂からなる金剛心院(こんごうしんいん)を田中殿南に造立した。…

※「安楽寿院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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