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寒冷高気圧 カンレイコウキアツ

デジタル大辞泉の解説

かんれい‐こうきあつ〔‐カウキアツ〕【寒冷高気圧】

気温が周囲より低い高気圧。大気の下層部が冷却されて生じる。上空3キロ以上では気圧が逆に低くなるので、背の低い高気圧ともいう。冬季のシベリア高気圧など。

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百科事典マイペディアの解説

寒冷高気圧【かんれいこうきあつ】

対流圏下層の冷たい空気の重さによってできている高気圧。普通3km以上の上空では低気圧になっている。〈背の低い高気圧〉ともいう。冬季のシベリア高気圧の北東部分は寒冷高気圧になっている。
→関連項目高気圧

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世界大百科事典 第2版の解説

かんれいこうきあつ【寒冷高気圧 cold anticyclone】

高気圧の中で,その成因が大気下層の低温化,つまり密度増加にあると考えられるものを指す。この低温度のゆえに,高気圧としての形態は高さとともにうすれて,3km以上では認めにくくなる。寒冷高気圧に属するもの,一部それに近いものは次のようである。(1)内陸地方の夜間放射冷却,冷たい海面や氷面上での冷却,雷雨の際の雨滴蒸発による下層大気の冷却でできる水平規模の小さい寒冷高気圧。この種のものは寿命が短くて,移動もごく小範囲に限られる。

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大辞林 第三版の解説

かんれいこうきあつ【寒冷高気圧】

中心部が放射冷却などで冷やされた寒冷な空気で占められている高気圧。通常、高さ2キロメートル 以上には及ばない。シベリア高気圧がその例。寒冷型高気圧。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

寒冷高気圧
かんれいこうきあつ

ある同じ高度面(通常は海面高度面すなわち地表)で、周囲より気温の低い高気圧。寒冷高気圧の域内では、かなりの高さまで周囲に比べて寒冷であり、成層圏で初めて周囲より温暖になる場合が多い。上空のある面の気圧は、地表から、その面までの大気の重量分を地表の気圧から差し引いた値に等しい。そして大気の寒冷部分は、等圧の場合、温暖部分より重いので、上空に向かっての気圧の減り方は、寒冷部分のほうが温暖部分より大きい。したがって、寒冷高気圧の域内では、上空へいくほど気圧は著しく減少し、周囲との気圧の差が小さくなり、通常、3キロメートルより上では、低気圧または気圧の谷になってしまう。この意味で、寒冷高気圧は「背の低い高気圧」である。シベリア高気圧や移動性高気圧のとくに東半分は寒冷高気圧である。[倉嶋 厚]

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世界大百科事典内の寒冷高気圧の言及

【高気圧】より

…それには夜間の放射冷却,冷たい海面や氷面に接して下から冷却される,落下する雨滴の蒸発に潜熱を奪われて空気が冷える,あるいは寒冷な気塊の流入などの過程がある。この重い空気の形成あるいは蓄積が主因になっている高気圧は下層が寒冷なので寒冷高気圧と呼ばれる。低温な気層の中では高さによる気圧の減少率が大きいので,周囲よりも気圧が高い状態は上空で失われる。…

※「寒冷高気圧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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