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少年鑑別所 しょうねんかんべつしょ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

少年鑑別所
しょうねんかんべつしょ

家庭裁判所の観護措置によって送致された少年を収容して,家庭裁判所のなすべき調査,審判,保護処分の執行に寄与する目的で,医学,心理学,教育学,社会学などの専門的知識を活用し,少年の資質を鑑別するための国家施設をいう (少年院法 16,17) 。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

少年鑑別所

主に事件を起こした疑いがある少年が、家庭裁判所の観護措置の決定を受けて収容される施設。大津少年鑑別所では年間100人前後が3~4週間ほど滞在し、面接や、描いた絵画、生活態度などから、性格や非行の背景などの調査(鑑別)を職員から受ける。鑑別の結果は、家裁での審判や、保護観察中の関わり方などの資料になる。 犯罪白書によると、全国での入所者は約1万1千人(2013年)。少年院への入院者は約3千人で、多くの少年は鑑別所を出た後、社会生活を送る。

(2015-11-19 朝日新聞 朝刊 滋賀全県・1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

しょうねん‐かんべつしょ〔セウネン‐〕【少年鑑別所】

家庭裁判所から観護措置として送られる少年を収容し、家庭裁判所が行う調査・審判や保護処分の執行のため、医学・心理学などの専門的知識に基づいて少年の資質の鑑別を行う施設。法務大臣の管理下にある。

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百科事典マイペディアの解説

少年鑑別所【しょうねんかんべつしょ】

家庭裁判所の観護措置により送致された少年を収容し,審判保護処分の執行に資するため医学・心理学・教育学・社会学等に基づいて少年の資質を鑑別する施設。1949年少年法,少年院法の施行に伴い,法務省所管の国立施設として発足。
→関連項目小田晋

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうねんかんべつしょ【少年鑑別所】

非行少年を一時収容し,また資質の鑑別を行うための国の施設で,法務省に属する(少年院法16条,17条)。家庭裁判所が審判を行う必要上,少年に対する観護の措置をとった場合,その少年は少年鑑別所に送致され,収容される(少年法17条)。少年に対する鑑別は,医学,心理学,教育学,社会学等の専門知識を活用して行われ,その結果が調査,審判および保護処分の執行に至る各段階で利用される。少年鑑別所への収容は,観護の措置による場合のほかに,勾留に代わる措置として裁判官の発する令状によるもの(44条),勾留状によるもの(48条)等があるが,その適用数は少なく,観護の措置による収容がほぼ9割を占める(1981)。

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大辞林 第三版の解説

しょうねんかんべつしょ【少年鑑別所】

家庭裁判所から観護措置として送致された少年を収容するとともに、少年に対する調査・審判や保護処分の執行に資するため、医学・心理学・教育学・社会学などの専門的知識に基づき、少年の資質の鑑別を行う施設。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

少年鑑別所
しょうねんかんべつしょ

家庭裁判所の観護措置により送致された者などを収容し鑑別を行うほか、必要な観護処遇を行い、また地域社会における非行・犯罪の防止に関する援助を行う施設。ここでいう鑑別とは、家庭裁判所の行う少年に対する調査や審判、また保護処分の執行や懲役または禁錮の言渡しを受けた20歳未満の少年に対する刑の執行に資するため、医学、心理学、教育学、社会学その他の専門的知識・技術に基づいて、対象者の非行・犯罪に影響を及ぼした資質上・環境上問題となる事情を明らかにし、またその事情の改善に寄与するため対象者の処遇に資する適切な指針を示すものであるとされる。面接、生育・教育歴などの資料の調査、心理検査、精神および身体医学的診断、行動観察などにより、少年の問題性や改善可能性などが把握される。保護処分として終局決定により送致される少年院とは異なる。収容期間は原則として2週間、最長8週間(犯罪少年による禁錮以上の刑にあたる罪の事件で一定の要件を満たした場合)で、成人の場合の勾留(こうりゅう)の機能も果たす。2015年(平成27)6月施行の少年鑑別所法(平成26年法律第59号)に基づく。かつては1948年(昭和23)に制定された旧少年院法に少年鑑別所に関する規定がわずかに置かれていたのみであったが、少年鑑別所の機能の進展、少年院と少年鑑別所の性格の相違等を鑑(かんが)み、2014年に独立した法律として少年鑑別所法が定められた。すべて国立の施設で、法務大臣の管理下にあり、2015年の時点で、52庁(分所1庁を含む)を数える。調査結果は、審判、保護処分決定、少年院・保護観察における処遇などの資料になる。なお、法務少年支援センターとして身柄の収容を伴わない対象者に対する鑑別、また一般家庭や学校などから少年に関する相談を受けた場合に、必要な情報の提供、助言その他の援助も行っている。[小西暁和]
『法務省矯正局編『現代の少年非行を考える――少年院・少年鑑別所の現場から』(1998・大蔵省印刷局) ▽末永清著『少年鑑別所50年の歩み』(1999・矯正協会) ▽近畿弁護士会連合会少年問題対策委員会編『非行少年の処遇――少年院・児童自立支援施設を中心とする少年法処遇の現状と課題』(1999・明石書店) ▽法務省矯正局編『家族のきずなを考える――少年院・少年鑑別所の現場から』(1999・大蔵省印刷局) ▽法務省矯正局編『新しい少年院法と少年鑑別所法』(2014・矯正協会)』

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