居中調停(読み)きょちゅうちょうてい

デジタル大辞泉の解説

きょちゅう‐ちょうてい〔‐テウテイ〕【居中調停】

mediation》当事国以外の第三国が間に立って、国際紛争を平和的に解決するようにとりもつこと。

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百科事典マイペディアの解説

居中調停【きょちゅうちょうてい】

紛争当事国の間に第三者が介入して平和的解決を図る方式の一つ。仲介ともいう。国連憲章やいくつかの多数国間協定において言及されている。紛争の内部に立ち入って譲歩を勧告したり,提案したりするが拘束力はない。独立に解決案を提示する調停とは別であり,単に会場や施設を提供するだけの周旋とも違う。実際にはこれらが区別されずに使われることも多い。→国際調停

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世界大百科事典 第2版の解説

きょちゅうちょうてい【居中調停 mediation】

国際紛争の平和的処理方法の一つで,仲介ともいう。第三国が紛争当事国の交渉の中に立ち入り,両者の主張を調整し,場合によってはみずから紛争解決案を提示するなどして和解を促進することをいい,紛争の内容にまでは立ち入らずに当事国の直接交渉の便宜を図る周旋と区別される。当事国の紛争が武力衝突ないし戦争に発展した場合でも,それを終結させるために行われることもある。通常,仲介にあたる第三国は国家であるが,個人によることもある。

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大辞林 第三版の解説

きょちゅうちょうてい【居中調停】

第三国が紛争当事国の間に立って、平和的解決をはかること。仲介。

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精選版 日本国語大辞典の解説

きょちゅう‐ちょうてい ‥テウテイ【居中調停】

〘名〙 (mediation の訳語) 国際紛争を平和的に解決する方法の一つ。紛争当事国の中に第三国が介入して当事国間の接近を促し、双方の主張の調和をはかること。明治三三年(一九〇〇)の国際紛争平和的処理条約八条に規定がある。仲介。

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世界大百科事典内の居中調停の言及

【周旋】より

…1905年に,アメリカ大統領ローズベルトが日露戦争の当事国たる日露両国に対して周旋を行い,ポーツマス条約を締結させたのはその著名な例である。周旋に類似するものとして居中調停(仲介)があるが,両者は第三国の介入の程度によって区別される。すなわち,周旋は第三国が紛争の内容に立ち入ることなく紛争当事国の便宜を図るにすぎないのに対して,仲介は第三国がさらに一歩すすんで紛争の内容に立ち入って当事国の主張の調整を図ったり,あるいはみずから紛争解決案を提示したりすることをいう。…

※「居中調停」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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