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崎津 さきつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

崎津
さきつ

熊本県南西部,天草市西部の旧村域。天草諸島下島南部にある。1889年村制施行。1896年今富村と合体して富津村に,1954年一町田村,新合村と合体して河浦町に,2006年本渡市,牛深市,有明町,御所浦町,倉岳町,栖本町,新和町,五和町,天草町の 2市 7町と合体して天草市となる。沈水海岸の羊角湾(浦内浦)に臨み,江戸時代には海運業者の停泊地として栄えた天然の良港隠れキリシタンの地で,ゴシック風コンクリート造りの崎津天主堂が入江に影を落としている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

崎津
さきつ

熊本県天草(あまくさ)市河浦(かわうら)町西部の地区。旧崎津村。天草下島(しもしま)の中央、羊角(ようかく)湾の北岸に位置する。1569年(永禄12)天草氏の招きで来航したポルトガルのアルメイダがキリスト教を住民に伝えた集落の一つで、1805年(文化2)キリシタン発覚事件が生じるまで信仰が伝えられた「隠れキリシタンの里」でもある。今日、海面に端麗かつ重厚な姿を漂わせるゴシック建築の崎津天主堂は、1886年(明治19)建てられたもの(1934年改築)。「血税一揆(いっき)」(1873)で知られる明治新政府の徴兵令に対する県民の反対の先鞭(せんべん)をなしたのも、この地の人々である。[山口守人]

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