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希元素/稀元素 キゲンソ

百科事典マイペディアの解説

希元素【きげんそ】

かつて研究が不十分であったため,地球上での存在がきわめてまれであると考えられた元素の総称。現在の知識では必ずしもまれではないとわかっている元素も含まれる。希ガス希土類元素,白金族元素などのほか,チタンゲルマニウムリチウムなど工業的に重要なものがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

きげんそ【希元素 rare elements】

(1)自然界に存在する量が少ない,(2)多量にあっても,岩石,大気,水などの中に希薄に分散していて捕集しにくい,(3)工業的な製法や用途に乏しいなどの理由で,化学者が出会う機会の少ない元素。希有元素ともいう。学術的な化学用語というよりも通称で,明確な定義はない。周期表の第5周期以下の元素には,この種の元素がきわめて多い。ランタノイドやアクチノイドも希元素のうちに数えられる。【曾根 興三】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

希元素
きげんそ
rare element

地球上に存在する量が比較的少ない元素をいう。ただし古くその量が少ないと考えられ、希元素とされていたものでも、現在ではそうでないことがわかっているものもある。したがって、それほどはっきりとその範囲が決められているものではない。一般に希ガス元素、周期表1族のリチウム、ルビジウム、セシウム、2族のベリリウム、3族の希土類金属、13族のガリウムインジウムタリウム、4族のジルコニウムハフニウム、5族のバナジウムニオブタンタル、7族のレニウム、10族の白金族元素、ポロニウム以降の放射性元素などをいうことが多い。しかしこれらのうち、たとえば希ガス元素中ヘリウム、ネオン、アルゴンなどはその存在量はかなり多く、また地殻中の存在量は、全元素中25位で塩素の半分程度、鉛の5倍程度あり、コバルトや銅よりも多く希元素とはいえない。[中原勝儼]

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