意気消沈(読み)イキショウチン

デジタル大辞泉 「意気消沈」の意味・読み・例文・類語

いき‐しょうちん〔‐セウチン〕【意気消沈/意気×銷沈】

[名](スル)意気込みがすっかり衰えること。元気がなくなること。意気阻喪いきそそう。「惨敗して―する」
[類語]しょんぼりぽつねんと悄然しおしおすごすごしょぼしょぼしょぼくれるしょぼたれるしょぼんとしゅん意気阻喪落胆がっかりがっくりげっそり失望絶望失意幻滅脱力虚脱・失墜感・気落ち気抜け拍子抜け力抜け腑抜け力落としもやもやぼけっと朦朧もうろうぼやける雲をつかむ不確か曖昧曖昧模糊ファジー茫乎ぼうこぼうっとなんとなくなんだかそこはかとないほんのりなんとはなしどことなくそれとなしに心なしなにかしら思いなしかほのか模糊茫茫ぼうぼう漠漠不明瞭茫漠ぼうばくもやくやもやつくぼんやり彷彿ほうふつ不鮮明憂鬱憂さ鬱気気鬱鬱鬱陰鬱鬱然鬱陶しい物憂い暗鬱沈鬱くよくよくしゃくしゃ重苦しいくさくさ滅入る塞ぐ塞ぎ込む気塞ぎ悶悶もんもんやるせないくすぶるわだかまる暗澹あんたん胸騒ぎ怪訝けげんいぶかしいいぶかる辛気歯がゆいいらいら

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精選版 日本国語大辞典 「意気消沈」の意味・読み・例文・類語

いき‐しょうちん‥セウチン【意気消沈・意気銷沈】

  1. 〘 名詞 〙 元気をなくして、しょげること。意気込みがおとろえること。意気沮喪(いきそそう)。⇔意気揚揚
    1. [初出の実例]「あの頑固なのが意気銷沈して居る所は」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)

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四字熟語を知る辞典 「意気消沈」の解説

意気消沈

元気をなくして、しょげること。意気込みがおとろえること。

[活用] ―する。

[使用例] あの頑固なのが意気銷沈して居る所は[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 日本にかえって来ると、意気消沈してしまって、別人のようだと呆れられた[丹羽文雄*魂の試される時|1978]

[類語] 意気阻喪

[対義] 意気揚揚

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