デジタル大辞泉
「庶幾」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しょ‐き【庶幾】
〘名〙
① (「庶」「幾」はともにこいねがうの意) 望み願うこと。いちずに希望すること。
※
菅家文草(900頃)七・未旦求衣賦「於
レ是庶幾至人之无
二夜夢
一。髣
三髴君子之有
二調飢
一」
※後鳥羽院御口伝(1212‐27頃)「この
一様、すなはち定家卿が庶幾する姿なり」 〔
春秋左伝‐襄公二六年〕
② (「庶」「幾」はともに
近いの意) きわめて似ること。近似すること。
※
語孟字義(1705)上「而就
二二家之説
一論
レ之、伊川之説、自庶
二幾於一陰一陽之謂
レ道之旨
一」 〔易経‐繋辞下〕
そ‐き【庶幾】
〘名〙 こいねがうこと。望みねがうこと。しょき。〔
名語記(1275)〕
※
雑談集(1305)三「心あらむ人愚老が心を知て、如説行学庶幾
(ソキ)する所也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「庶幾」の読み・字形・画数・意味
【庶幾】しよき
こいねがう。また、ちかい。目的とする状態に近い。〔孟子、梁恵王下〕王の樂(がく)を好むこと甚だしければ、則ち齊國は其れ庶(ちか)きか。字通「庶」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報