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彦根屏風 ひこねびょうぶ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

彦根屏風
ひこねびょうぶ

彦根藩主井伊家に伝来した寛永年間 (1624~44) の制作と推定される風俗画。筆者は不明であるが手法は狩野派に近い。琴棋書画の画題を当世風に翻案した遊楽図屏風で,初期風俗画中の傑作。特に服飾描写が克明で当時の風俗史料としても貴重。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

彦根屏風

江戸時代初期の寛永年間(1624~44)ごろの京都・六条三筋町の遊里を描いたとされる。作者不明。6曲(縦94センチ、横271センチ)に、遊女や「かぶき者」と呼ばれた客の若衆らの姿が描かれ、三味線やすごろく、南蛮貿易で広まったたばこやペットの洋犬といった当時の風俗も盛り込まれている。1955年に国宝指定された。

(2016-10-22 朝日新聞 朝刊 滋賀全県・1地方)

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デジタル大辞泉の解説

ひこね‐びょうぶ〔‐ビヤウブ〕【彦根屏風】

江戸初期、寛永年間(1624~1644)の男女遊楽の風俗を描いた代表的作品。狩野派の作と推定される。金地着色六曲屏風一隻。もと一双。彦根藩主の井伊家に伝えられたのでこの名がある。

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百科事典マイペディアの解説

彦根屏風【ひこねびょうぶ】

遊里で歓楽するありさまを描いた六曲一隻の金地濃彩風俗図屏風。国宝。もと彦根城主の井伊家に伝わるのでこの名がある。寛永年間,狩野派の作と推定され,近世初期風俗画の代表的傑作として名高い。
→関連項目松浦屏風

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

彦根屏風
ひこねびょうぶ

江戸初期の風俗画の名作。国宝。彦根藩主の井伊家に伝来したゆえの愛称で、正式名称は『風俗図』。もと六曲一隻の屏風であったが、現在は保存に便利な六面の額装に改装。遊里の一室にくつろぎ遊ぶ男女15人の姿を、全面金箔(きんぱく)地の画面に描いた遊楽風俗画で、寛永(かんえい)年間(1624~44)前半の町絵師の作と推定される。漢画の伝統的な画題である「琴棋書画(きんきしょが)」が意識されて、本来は士大夫(したいふ)がたしなむべき四つの芸を、琉球(りゅうきゅう)渡来の新しい楽器である三味線、中国から伝わって当時流行の双六(すごろく)、遊女が書き遊客が読む手紙、人物の背後に飾られる室内調度の屏風絵に、それぞれあてている。華やかな色彩による細密描写と理知的な画面構成を特色とする。[小林 忠]

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