待ち惚け(読み)マチボウケ

デジタル大辞泉 「待ち惚け」の意味・読み・例文・類語

まち‐ぼうけ【待ち×惚け】

待っている相手がついに来ないこと。まちぼけ。
[類語]待つ待ち構える待ち受ける控え控える待ち設ける待ち伏せる待ち侘びる待ちあぐむ待ちあぐねる待ちくたびれる待ち明かす待ち伏せ待機心待ち鶴首満を持す手薬煉てぐすね引く首を長くする爪を研ぐ身構える身構えスタンバイ待ち遠しい待ちどお待ち望む待ち焦がれる待ち兼ねる待望切望熱望希求願う一日千秋腕をさする腕を撫すしびれを切らすそわそわ待てど暮らせど待ち切れない

まち‐ぼけ【待ち×惚け】

まちぼうけ」に同じ。
「昌造は―を喰わされた」〈里見弴・安城家の兄弟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「待ち惚け」の意味・読み・例文・類語

まち‐ぼうけ【待惚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぼうけ」は「ほうける」の連用形から ) 待ちあぐんでぼんやりすること。待ち人がついにやって来ないこと。
    1. [初出の実例]「狐にばかされ明てくやしき〈在色〉 待ほうけまつ毛のかはく隙もなし〈松臼〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)下)

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