待構える(読み)マチカマエル

デジタル大辞泉 「待構える」の意味・読み・例文・類語

まち‐かま・える〔‐かまへる〕【待(ち)構える】

[動ア下一][文]まちかま・ふ[ハ下二]用意をして待っている。待ち設ける。「機会を―・える」「報道陣が―・える」
[類語]待つ待ち受ける控える待ち設ける待ち伏せる待ち侘びる待ちあぐむ待ちあぐねる待ちくたびれる待ち明かす待ち伏せ待ちぼうけ待機心待ち鶴首満を持す手薬煉てぐすね引く首を長くする爪を研ぐ身構える身構えスタンバイ控え待ち遠しい待ちどお待ち望む待ち焦がれる待ち兼ねる待望切望熱望希求願う一日千秋腕をさする腕を撫すしびれを切らすそわそわ待てど暮らせど待ち切れない

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精選版 日本国語大辞典 「待構える」の意味・読み・例文・類語

まち‐かま・える‥かまへる【待構】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]まちかま・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 支度をして待つ。心構えをして待つ。
    1. [初出の実例]「てうど掘ば、待(マチ)かまへたる笋、にょひと五尺ばかりのが出る」(出典咄本・無事志有意(1798)孝行)
    2. 「一刻千秋の思ひをして頸を延ばして待構へてゐると」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

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