得体(読み)エタイ

デジタル大辞泉 「得体」の意味・読み・例文・類語

え‐たい【得体】

正体本性。「得体の知れない生き物」
[類語]実情事情実態実況実相現実現実的事実実際実際的真実真相本当実地現に臨場感リアル有りのまま有りようまこと史実真正実の正真正銘紛れもない他ならない

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精選版 日本国語大辞典 「得体」の意味・読み・例文・類語

え‐たい【得体】

  1. 〘 名詞 〙 物事本質、実態。正体。物事の本当のところ。主として「えたいが知れない」「えたいがわからない」の形で用いられる。
    1. [初出の実例]「さらさ絵の鳥がやぶからしへとまったよふにゑてへもねへ事をいやアしねへが」(出典:洒落本・傾城買杓子規(1804)二)
    2. 「千里万里さきのゑたいもしれない遠人なんぞのなぐさみ物になるのはいやでいやで」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)

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