得体(読み)エタイ

デジタル大辞泉 「得体」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「得体」の意味・読み・例文・類語

え‐たい【得体】

  1. 〘 名詞 〙 物事本質、実態。正体。物事の本当のところ。主として「えたいが知れない」「えたいがわからない」の形で用いられる。
    1. [初出の実例]「さらさ絵の鳥がやぶからしへとまったよふにゑてへもねへ事をいやアしねへが」(出典:洒落本・傾城買杓子規(1804)二)
    2. 「千里万里さきのゑたいもしれない遠人なんぞのなぐさみ物になるのはいやでいやで」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android