ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「徳仁」の意味・わかりやすい解説
徳仁
なるひと
第126代天皇(在位 2019~ )。皇太子明仁と,民間から初めて皇室に嫁いだ美智子との間の第1皇男子として生まれる。称号は浩宮(ひろのみや)。「親子別居」という皇室の伝統を破り,両親のもとで育てられた。1982年学習院大学文学部卒業後,同大学院博士前期課程に進学。1983年からイギリスのオックスフォード大学マートン・カレッジに 2年間留学し,テムズ川の水運の歴史について研究する。皇位継承順位第2位の皇族の留学は初の試みだった。帰国後の 1988年学習院大学大学院の博士課程を修了。
1989年1月7日の昭和天皇の崩御,明仁の天皇即位に伴い,皇太子となる。1991年2月23日立太子の礼。1993年6月9日,外交官の小和田恆の長女で,1986年に知り合った小和田雅子と結婚。2001年12月1日第1皇女子,愛子内親王誕生。2019年4月30日の明仁の退位により,翌 5月1日に皇位を継ぎ即位。
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