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振動計 しんどうけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

振動計
しんどうけい

振動する物体振幅,周波数,波形などを測定する計器。波形まで記録できるものを振動記録計 vibrograph,その他を振動指示計 vibrometerと呼ぶ。測定の形式から次の2種に分けられる。 (1) 振動体の外部から計測するもの 接触子を物体に押当て,拡大機構を通して測定・記録する。振幅 2mm,150Hz程度まで記録できる。 (2) 振動物体上で計測するもの 一般に振動計といえばこの種の計器をさす。変位振動計が代表例。ばねとダッシュポットを介してフレームに取付けられたおもり (質量) の動きから物体の振動を測定する。ガイゲル振動計は弦巻ばねを用い,波形を機械的に拡大・記録する。最近は,変換部を電磁式,圧電式,インダクタンス式,電気抵抗ひずみ計式とした計器が多く用いられている。

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百科事典マイペディアの解説

振動計【しんどうけい】

物体の機械的振動を測定する装置。機械,車両,構造物などの振動数振幅,振動加速度などの測定に使用。地震計もその一種。測定の対象により種々の型があるが,原理的には振動体とともに振動する固定台に対する,振子やばねの相対的変位を検出するものである。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんどうけい【振動計 vibrometer】

振動物体の変位,速度,加速度を指示,記録する計測器を振動計という。一般に振動の波形は複雑であるので,振動変位を記録した後,周波数分析などの解析を行うことが多い。振動計の原理は外部に不動点のある場合,これとの相対変位を記録する。車両,大地の振動などの場合には不動点の得られないことが多い。この場合,図に示すように,振動物体とともに振動するわくに,ばねSでおもりMをつり下げ,さらに制動装置Rを併用することにより,Mが不動点となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

振動計
しんどうけい

振動の波形、振幅、周波数、加速度などを測定する計測器。通常、機械、車両、船、構造物など周波数範囲が約1~1000ヘルツの振動を測定するものをいう。地震のようにこれより遅い周波数を測定するものは地震計といい、速い周波数を測定するものは音響測定機の分野に入る。原理は、振り子(質量)を弾性ばねで支え、減衰を与えた振動糸を、測定しようと思う振動物体に当て、質量の変位または慣性力を指示し、あるいは記録させる。変位を拡大するのには光学的、機械的、電気的方法がある。振動の変位などを電気量に変換し、増幅してオシログラフを使用して観測する場合もある。この方法では、振幅はマイクロメートル(1000分の1ミリメートル)以下のものでも測定ができ、周波数も数千ヘルツまでも測定できる。[中山秀太郎]

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