掛川[市](読み)かけがわ

百科事典マイペディアの解説

掛川[市]【かけがわ】

静岡県南部の市。1954年市制。赤石山脈南端の山地と太田川支流の沖積低地にまたがり,南部は遠州灘に面し,畑の大半を茶園が占める茶の大産地。中心市街は城下町,東海道の宿場町として発達。茶の加工・取引,バラ栽培,養豚,施設園芸も盛ん。東海道本線,新幹線が通じ天竜浜名湖鉄道が分岐,1993年12月東名高速道路に掛川インターチェンジが開設された。楽器,自動車部品,化学などの工場が立地。東部の日坂(にっさか)も東海道の旧宿場町で,佐夜ノ中山で有名。2005年4月小笠郡大須賀町,大東町を編入。265.69km2。11万6363人(2010)。
→関連項目館林藩

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世界大百科事典 第2版の解説

かけがわ【掛川[市]】

静岡県南西部の市。1954年市制。人口7万6839(1995)。東海道の要所にあり,市域には古くから掛川宿,日坂(につさか)宿が置かれた。中心市街の掛川は城下町でもあり,商業が栄え,特産品として葛布(かつぶ∥くずふ)が生産された。江戸時代に掛川藩主太田氏が生産を奨励,明治中期以降は壁布として輸出され,掛川の主要産業であったが,現在は衰退した。1802年(享和2)には藩が儒者松崎慊堂(こうどう)を招き,藩校徳造書院を開設している。

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