精選版 日本国語大辞典 「揺・揺振」の意味・読み・例文・類語
ゆさ‐ぶり【揺・揺振】
〘名〙
① ゆさぶること。また、ゆさゆさと揺れる動き。
③ =ゆさわり(鞦韆)
ゆさ‐ぶ・る【揺・揺振】
〘他ラ五(四)〙
① ゆさゆさと振り動かす。ゆり動かす。ゆする。ゆすぶる。いさぶる。〔字鏡集(1245)〕
② 気持を動揺させる。特に、しかけて相手を混乱、動揺させる。
③ 野球で、投手が、打者に対する投球のコースや球種を変えたりして、打者のタイミングを狂わす。
ゆす‐ぶ・れる【揺・揺振】
〘自ラ下一〙 =ゆさぶれる(揺)
※落語・船徳(1889)〈三代目三遊亭円遊〉「オヤ、左方右方(あちこち)へ身躰が動揺(ユス)ぶれるので吸口で頬辺(ほうぺた)ばかり突撞(つっつ)いてて吸ふ事が出来ねエのは驚いたねエ」
ゆさ‐ぶ・れる【揺・揺振】
〘自ラ下一〙 揺れ動く。ゆすぶれる。
※黒猫(1930)〈龍胆寺雄〉二「寒むけがする様に丸太小屋が揺(ユ)さぶれた」
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