コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

放射線重合 ホウシャセンジュウゴウ

世界大百科事典 第2版の解説

ほうしゃせんじゅうごう【放射線重合 radiation‐induced polymerization】

スチレンやアクリロニトリルなどモノマー(単量体)にγ線や電子線などの高エネルギー放射線を照射すると,二重結合への付加反応が連鎖的に起こり,高分子量の重合体(ポリマー)が得られる。このように放射線によって誘起される重合反応を放射線重合という。放射線はラジカルによる重合反応ばかりでなく,イオンによる重合反応の誘起も可能であり,場合によっては両機構が共存することもある。放射線が関与するのは連鎖反応の引金となる開始反応のみであり成長反応や連鎖の停止反応には関与しない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ほうしゃせんじゅうごう【放射線重合】

X 線・ γ 線・電子線などの高エネルギー放射線の照射によって起こる付加重合。低温でも、また、気相・液相・固相のいずれにおいても、反応を行わせることが可能であり、種々の高分子物質の製造に利用する。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

放射線重合の関連キーワード恩賜賞受賞者放射線化学高分子物質スチレン岡村誠三付加重合気相液相固相

今日のキーワード

天地無用

運送する荷物などに表示する語で、破損の恐れがあるため上と下を逆にしてはいけない、の意。[補説]文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「上下を逆にしてはいけない」で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android