新自由クラブ(読み)シンジユウクラブ

デジタル大辞泉 「新自由クラブ」の意味・読み・例文・類語

しんじゆう‐クラブ〔シンジイウ‐〕【新自由クラブ】

昭和51年(1976)自由民主党を離党した河野洋平ら6名の国会議員が結成した政党自民党に抗する保守二大政党の一翼を目ざしたが、自民党への復党者が絶えなかった。同58年に自民党との連立政権参加。同61年解党。

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百科事典マイペディア 「新自由クラブ」の意味・わかりやすい解説

新自由クラブ【しんじゆうクラブ】

自由民主党を離党した河野洋平らによって1976年7月に結成された政党。〈新自由主義〉を標榜(ひょうぼう)し,新保守中道路線をとった。1983年総選挙後,自由民主党と連立内閣を形成したが,1986年総選挙で惨敗,同年8月解党した。
→関連項目宇都宮徳馬中曾根康弘内閣

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「新自由クラブ」の解説

新自由クラブ
しんじゆうクラブ

自由民主党からの離党グループにより結成された保守新党。1976年(昭和51)のロッキード事件発覚を契機に,自民党の河野洋平ら6議員が6月に結党。同年12月の総選挙で大都市浮動票を集め,17人を当選させブームとなったが,以後は自民党と中道政党の間で動揺を続け,86年8月に解党して自民党に復帰。この間,83年以降自民党と連立して中曾根康弘内閣を支えた。

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