作家
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近代文学専門の図書館・博物館を兼ねたミュージアム。1962年(昭和37)春、高見順(じゅん)、伊藤整(せい)、稲垣達郎(たつろう)、小田切進(すすむ)の呼びかけで川端康成(やすなり)、久松潜一ら113名の文学者・学者が発起し、国・東京都・マスコミなど各界からの援助を得て財団法人を設立、東京・目黒の駒場(こまば)公園内に館を建設、67年秋、トルストイ展で開館した。以後、樋口一葉(ひぐちいちよう)、石川啄木(たくぼく)=土岐善麿(ときぜんまろ)、芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)、有島武郎(たけお)・生馬(いくま)、順、整、達郎、中島健蔵(けんぞう)、太宰治(だざいおさむ)、吉田精一、鈴木茂三郎(もさぶろう)、芥川・直木賞など105のコレクションを収蔵、約100万点の資料中、約1割が肉筆と特別資料。文献・資料の翻刻・復刻、講座などのほか、夏目漱石(そうせき)、幸田露伴(ろはん)、龍之介、武郎、野上弥生子(やえこ)、志賀直哉(なおや)、康成ら100を超える展観のつど多くの新資料を発掘。その影響を受けて各地に多数の資料館や記念館が誕生した。84年秋に大型の姉妹館県立神奈川近代文学館が、横浜の港の見える丘公園内に完工開館。尾崎一雄(かずお)、木下杢太郎(もくたろう)、獅子文六(ししぶんろく)文庫など50万点以上を収蔵する。
[小田切進]
近代文学の総合的な図書館・博物館の機能を兼ねたミュージアム。東京都目黒区駒場に所在。1961年秋,立教大学で開かれた大正・昭和の雑誌展がきっかけとなり,主催者の小田切進が高見順,伊藤整,稲垣達郎に呼びかけ,川端康成,久松潜一,木俣修,瀬沼茂樹,中村光夫,平野謙ら多数が加わって文壇・学界240余名の大きな運動となり,各界から基金・資料の協力を受け,63年秋,国会図書館上野支部に文庫を開設,67年春,駒場公園内に建設開館した。樋口一葉,有島武郎・生馬,中里介山,芥川竜之介の各文庫,鈴木茂三郎収集の社会文庫など80の特別コレクションを含む70万点を収蔵公開,貴重資料の復刻や各種の文学展,講座などを活発に行い,内外の文学研究者,読者に広く利用されている。隣接して日本近代文学博物館がある(2002年閉館。現在は元加賀藩主の旧前田邸洋館として見学可。)。
執筆者:小田切 進
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[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...
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