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期間分析 きかんぶんせきperiod analysis

世界大百科事典 第2版の解説

きかんぶんせき【期間分析 period analysis】

経済現象を動学的に,すなわち時間を体系の変数として明示的に取り入れた形で分析しようとするとき,時間を取り扱う方法に,経済学では期間分析と連続分析continuous analysisの二通りがある。このうち期間分析とは,時間の流れを通常同じ長さと仮定される〈期間〉の連鎖として取り扱う方法である。ここでいう期間とは,日常生活での日,週,月,年などの時間の区切りを意味するものではない。市場が開かれた時点から次に市場が開かれる時点までが,期間分析でいう期間である(期間分析では,市場は常時開かれているのではなく,任意に定められた時間間隔を置いて断続的に開かれると仮定される)。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

期間分析
きかんぶんせき

事前事後分析」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

期間分析
きかんぶんせき
period analysis

価格、物価、投資、消費などの経済変量は時間の経過とともに変化していく。これらの変化の過程を断続的ないくつかの期間にくぎり、この期間内においてはこれらの経済変量は不変であると想定して分析する方法を期間分析という。継起分析sequence analysisともよばれる。企業や家計は過去の経験、データなどに基づいて将来の生産量や消費量を計画する(これを事前値という)。しかしながら市場において実現する値(これを事後値という)はかならずしも計画値とは一致しない。そこで計画を修正する必要が生じる。期間分析では期間内には計画は修正されず、期間と期間のくぎりでのみ修正が行われる。ここでは計画値と実現値の差が次期にどれだけ調整されるかが重要となる。期間分析は経済変量間の複雑な因果関係が期間の推移とともにどのように変動するかをみるのに有効である。期間分析の期間を限りなく小さくすれば連続分析continuous analysisとなる。連続分析では経済変量が時間とともに連続的に変化するものとして分析する。[畑中康一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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