木蘭(読み)モクラン

  • もくらに
  • ムーラン
  • 人名
  • 木×蘭
  • 木蘭 (モクレン・モクラン)
  • 木蘭 Mù lán

デジタル大辞泉の解説

モクレン別名
木蘭色(もくらんじき)」の
織り色の名。縦糸が黒、横糸が黄のもの。
襲(かさね)の色目の名。表は、裏は黒のもの。
中国の伝説上の女性。年老いた父の代わりに男装して従軍し、を立てて故郷に帰ったとされ、古くから民謡詩歌戯曲題材となっている。ムーラン

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百科事典マイペディアの解説

中国の民間伝説の女主人公。老病の父に代わり男装して出征。十数年の奮戦の後,恩賞を得て女性の姿に戻って帰郷する。北中国の民間歌謡が伝承され,釈智匠の《古今楽録》に収める《木詩()》がある。詩歌,京劇などの題材として広くとりあげられた。

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世界大百科事典 第2版の解説

中国の民間伝説・歌謡の女主人公。父親に従軍の命令がきたとき,老病でにたえぬ父親に替わり,娘の木蘭が男装して従軍し軍功を建てる。釈智匠の《古今楽録》に収める《木蘭詩(辞)》がこの物語を記す最も古い文献だとされ,元来,南北朝期の北方の民間民謡に由来するとされる。木蘭従軍の故事は後代,詩歌の題材となるほか,現在の京劇など伝統戯曲においても《花木蘭》(花(か)が木蘭の)の題で演じられている。なおそこでは元帥の賀廷玉が木蘭をぜひとも自分のむすめの婿にと願ったことから,木蘭が女性であることが知れるという筋書となっている。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 =もくれん(木蓮)《季・春》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
〘名〙
① =もくれん(木蓮)〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔楚辞離騒
※令義解(718)僧尼「凡僧尼聴木蘭。青碧。皀。黄及壊色等衣。〈謂。木蘭者。黄橡也〉」
③ 織色の名。経(たていと)が黒、緯(よこいと)は黄のもの。
④ 襲(かさね)の色目。表は黄、裏は黒のもの。

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