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本福寺(読み)ほんぷくじ

百科事典マイペディアの解説

本福寺【ほんぷくじ】

滋賀県大津市にある浄土真宗本願寺派の寺。本願寺覚如(かくにょ)に帰依した善道(ぜんどう)が14世紀前半に開創。3代法住(ほうじゅう)の時には真宗教団の湖西の拠点であった。1468年比叡山衆徒に攻められ,一時堅田(かたた)を撤退,1470年山門に莫大な礼金を納めて還住を果たしている。堅田は水陸交通の要地で,善道や法住は紺屋を営んでいたといい,門徒等も幅広く商業活動を行っていた商人・職人層を中核とし,〈寺内町〉が形成されていたとされる。5世明宗(めいしゅう)は門信徒の直参化を進める実如(じつにょ)に反し3度の勘気を受け,以後湖西門徒の中心寺は堅田慈敬(じきょう)寺に移った。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほんぷくじ【本福寺】

滋賀県大津市本堅田町にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)の寺。夕陽山と号する。正和年間(1312‐17)善道の開創と伝える。善道は,もと野洲郡御上神社の神職であったが,堅田に移住し本願寺覚如の弟子となったという。2世覚念は臨済禅に転宗したが,3世法住は本願寺蓮如に深く帰依した。1465年(寛正6)比叡山衆徒が本願寺を破却したとき,法住は蓮如を堅田に迎えるなど本願寺の発展に尽力した。4世明顕,5世明宗は蓮如の子実如に仕えて功績があったが,のち明宗は本願寺一家衆蓮淳の不興をこうむり3度にわたる勘気を受けた。

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