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李花集 りかしゅう

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大辞林 第三版の解説

りかしゅう【李花集】

歌集。宗良むねよし親王の家集。二巻。1374年頃成立か。親王の歌約九〇〇首のほか、北畠親房・後村上天皇らの歌を収める。特徴的な長い詞書は、南朝方の史料としても重要。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

李花集
りかしゅう

南北朝時代の南朝の宗良(むねなが)親王の家集。題名は、親王が式部卿(きょう)であったところからその唐名吏部(りほう)(=李部)にちなむものかという。『新葉集』(准勅撰(じゅんちょくせん)集)の企画と関連させて、1370年ごろから自詠を整理し、吉野に帰参した1374年(文中3・応安7)以後まもなくの成立か。四季・恋・雑(ぞう)に部類した911首(うち自詠899首)、ただし詞書(ことばがき)中の他人の歌を含めれば1000余首を収める。伝本には草稿本系と浄書本系とあるが大差ない。親王は藤原(二条)為世(ためよ)の外孫かつ門弟で基本的には二条派歌風だが、「君のため世のため何か惜しからん捨てて甲斐(かひ)ある命なりせば」のような悲壮な実情歌は、太平洋戦争中にとくに喧伝(けんでん)された。[福田秀一]
『井上宗雄著『中世歌壇史の研究 南北朝期』(1965・明治書院)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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