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村入り むらいり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

村入り
むらいり

新しく村落社会の構成員となること,およびそのための手続儀礼。保証人の紹介を受けて村寄合に出席し,加入の承認を得る。他所から新たに村入りするには,濡れわらじ,わらじ親を立てる場合もあった。村入りの手続を要求されるのは,他所から移住してきた家,村落内の家から新しく分家した家,他所から村落内の家へ婿に来た者である。

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デジタル大辞泉の解説

むら‐いり【村入り】

他村から移住してきた家、また村内で新しく分家した家などが村の構成員として認められること。また、その手続き儀礼

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百科事典マイペディアの解説

村入り【むらいり】

村落の共同生活(冠婚葬祭,村の共有財産の用益権の享受など)に新規に参加する手続。普通有力者を親方とし,村寄合で酒食を供して披露。他村からの移住,村内分家などに行われ,宮参り,嫁や婿の村披露も一種の村入りである。
→関連項目寄親・寄子

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世界大百科事典 第2版の解説

むらいり【村入り】

他所から移住してきた家や村内で新たに分家した家がムラ(村)の成員となるために行う儀礼や手続。またムラにすでに存在する家へ婿養子に来たり,嫁入りしてきた者がムラの成員となる披露の儀礼もいう。前者の家をムラの成員として承認する村入りの方法は,非常に厳しい所から比較的簡単な所までさまざまである。厳しい所では村内に住むだけでは村入りは認められず,一定年数を平穏にムラで過ごした後にはじめて村入りの手続がなされることもある。

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大辞林 第三版の解説

むらいり【村入り】

他村からの移住者、あるいは分家した者などが、村の構成員として認められるための手続き儀礼。村の有力者から紹介され、村寄り合いで認められる必要があった。

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世界大百科事典内の村入りの言及

【他所者】より

…他所者には,他所から移住してきて村落内に居住しながら他所者としての扱いを受ける者と,他所に居住していてその村落となんらかの社会関係を形成して他所者と認識されるにいたった者とがある。前者はキタリモノとかキタリドなどと呼ばれ,村落内に居住してもすぐには村入りを認められることはなかったし,村入りを認められて後も,祭祀への参加や共有財産の利用などさまざまな面において本来の村人と差別されることが多かった。他所者が完全な村人になるには数代を経過しなければならなかった。…

※「村入り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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