東山温泉(読み)ヒガシヤマオンセン

デジタル大辞泉 「東山温泉」の意味・読み・例文・類語

ひがしやま‐おんせん〔‐ヲンセン〕【東山温泉】

福島県会津若松市東部にある温泉泉質塩化物泉硫酸塩泉

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精選版 日本国語大辞典 「東山温泉」の意味・読み・例文・類語

ひがしやま‐おんせん‥ヲンセン【東山温泉】

  1. 福島県会津若松市にある温泉。泉質は含芒硝(ぼうしょう)食塩泉

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日本歴史地名大系 「東山温泉」の解説

東山温泉
ひがしやまおんせん

[現在地名]会津若松市東山町湯本

東の羽黒山と西の奴田ぬた山の間、川の渓谷にある。深山と渓谷の風情は美しい景観を現す。天平年間(七二九―七四九)行基の発見と伝える。温泉神社の縁起では、延元元年(一三三六)天寧てんねい山の川端ににわかに湯が湧き出たため社を建てたという(会津鑑)。古くは天寧寺の湯ともよばれた。湯は無色透明の含硝弱塩類泉で胃腸病・婦人病・神経痛・創傷・リウマチ等に効能がある。「新編会津風土記」によれば、会津藩は総湯という湯小屋を設置し、地元庶民や一般通行人にも開放された共同浴湯を開き、補修等の費用も藩が負担したという。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「東山温泉」の意味・わかりやすい解説

東山温泉
ひがしやまおんせん

福島県中央部、会津若松市にある温泉。湯川渓谷(ゆかわけいこく)に沿って温泉街が形成され、会津観光の基地となっている。泉質は塩化物泉。天平(てんぴょう)年間(729~749)に僧行基(ぎょうき)が発見したと伝えられ、古くは天寧寺の湯(てんねいじのゆ)とよばれた。会津藩政時代には遊里として京都の東山になぞらえられてにぎわった。現在は源泉を開発し、湯量の確保を図っている。JR磐越西線会津若松駅からバスの便がある。

原田 榮]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東山温泉」の意味・わかりやすい解説

東山温泉
ひがしやまおんせん

福島県西部,会津若松市の中央部にある温泉。古くから上山温泉湯野浜温泉とともに東北地方名湯といわれた。泉源は羽黒山の南西麓の谷底にある。泉質は食塩泉,硫酸塩泉。泉温 40~60℃。付近には雨降滝,屏風岩,湯上神社などの名所や景勝地がある。

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事典・日本の観光資源 「東山温泉」の解説

東山温泉

(福島県会津若松市)
日本百景」指定の観光名所。

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