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栃ノ木峠 とちノきとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

栃ノ木峠
とちノきとうげ

福井県南越前町滋賀県長浜市の境にある。標高 539m。北国街道の峠で,柴田勝家南方の椿坂峠までの難所を開削させて開いた。かつては北陸地方から近畿地方にいたる交通の要衝北陸街道の海岸道路開設とともに一時さびれたが,ここを通る国道365号線が舗装され利用者が増えた。

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百科事典マイペディアの解説

栃ノ木峠【とちのきとうげ】

福井・滋賀県境にある峠。標高539m。この鞍(あん)部を柳ヶ瀬断層が南北に走る。古くは木ノ芽峠を通る西近江(おうみ)路に対し東近江路と呼ばれ,近江と越前を結ぶ重要な通路であった。
→関連項目今庄[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

とちのきとうげ【栃ノ木峠】

滋賀県の最北端,伊香(いか)郡余呉(よご)町と福井県南条郡今庄(いまじよう)町との境にある峠。標高539m。滋賀県側は緩傾斜で峠まで耕地が開けているが,福井県側は板取川浸食が激しく深い谷が刻まれている。古来,重要な交通路で,天正(1573‐92)のはじめごろ,柴田勝家が峠を改修,越前と近江を結ぶ最短路として利用された。江戸時代には北国路の近江中河内(なかのかわち)宿と越前板取宿の間にあって茶屋も置かれ,旅人や北陸の諸大名の参勤交代でにぎわった。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔福井県〕栃ノ木峠(とちのきとうげ)


福井県南越前(みなみえちぜん)町と滋賀県長浜(ながはま)市の境に位置する峠。標高約540m。国道365号(北国(ほっこく)街道)が通る。1578年(天正(てんしょう)6)、柴田勝家(しばたかついえ)が峠道を改修、近江(おうみ)と越前(えちぜん)を結ぶ要所をなした。滋賀県側に余呉(よご)高原スキー場が広がる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

栃ノ木峠
とちのきとうげ

福井県南条(なんじょう)郡南越前(みなみえちぜん)町と滋賀県長浜(ながはま)市の境にある峠。標高539メートル。柳ヶ瀬(やながせ)断層沿いに北流する日野(ひの)川の支流板取(いたどり)川と南流する姉(あね)川の支流高時(たかとき)川の谷を分け、古く虎杖崩(いたどりくずれ)とよばれた険路があった。越前北庄(きたのしょう)に入った柴田勝家(しばたかついえ)が近江(おうみ)安土(あづち)(滋賀県近江八幡市)への近道にこれを整備し、近世には米原(まいはら)や関ヶ原から北陸に向かう北国(ほっこく)街道が通じた。明治になって敦賀(つるが)回りの道路(国道8号)や北陸本線の開通でさびれたが、1975年(昭和50)この道が国道365号となり、交通量も増大している。峠にはトチの大木が残り、北に板取、南に中河内(なかのこうち)の峠下集落がある。[島田正彦]

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