核兵器禁止条約(読み)カクヘイキキンシジョウヤク(その他表記)Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons

デジタル大辞泉 「核兵器禁止条約」の意味・読み・例文・類語

かくへいききんし‐じょうやく〔‐デウヤク〕【核兵器禁止条約】

Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons核兵器開発保有使用などを法的に禁止する国際条約。2017年7月採択、2021年1月発効。→核不拡散条約
[補説]2017年9月に署名手続きが開始され、2020年10月に発効要件となる50か国の批准を得た。核保有国日本およびNATO諸国の大多数は参加していない。

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共同通信ニュース用語解説 「核兵器禁止条約」の解説

核兵器禁止条約

製造や保有、使用など核兵器に関わる活動を全面的に禁止する条約。99カ国・地域が署名または批准している。市民らや非保有国の主導制定、2017年に国連総会で採択され、21年1月22日に発効した。前文には「ヒバクシャの受け入れ難い苦しみに留意する」と明記されている。核保有国や、唯一の戦争被爆国である日本は署名も批准もしておらず、日本政府は25年3月の第3回締約国会議へのオブザーバー参加も見送った。今年11月30日の週には、米ニューヨークの国連本部で第1回再検討会議が開かれる予定。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核兵器禁止条約」の意味・わかりやすい解説

核兵器禁止条約
かくへいききんしじょうやく
Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons

核兵器を違法とし,その製造,保有,使用などを禁止する国際条約。2017年7月7日採択。2021年1月22日発効。核兵器の使用から生ずる壊滅的かつ非人道的な結末を深く憂慮し,いかなる場合にも核兵器が再び使用されないことを保証する唯一の方法としてつくられた。核兵器の製造,保有,使用禁止以外に核兵器を使用するとの威嚇を禁じるほか,核兵器使用や核実験の被害者に対して援助を提供することを定めている。非核化をめぐる国際条約には核兵器不拡散条約 NPT包括的核実験禁止条約 CTBTがあるが,NPTにおける核兵器国非核兵器国との対応の別や,1996年の国際連合採択後も発効をみない CTBTの形骸化などをうけて,非核国のノルウェー,メキシコ,オーストリアが中心となって 2013~14年に核兵器の非人道性に焦点をあてる条約の締結に向けて国際会議を開いた。さらに市民運動の国際連合体である核兵器廃絶国際キャンペーン ICANがその活動をあと押しした。核兵器禁止条約は 2017年7月7日,国際連合の条約交渉会議にて賛成122,反対1,棄権1で採択。2020年10月24日には条約発効に必要な批准国・地域が 50に達し,2021年1月22日発効の運びとなった。しかし,核兵器の 90%以上を保有しているとされるアメリカ合衆国とロシア,および中国などの核兵器国,非核兵器国でありながら核兵器国の核抑止力に依存する日本などは条約に署名しておらず,実効性が課題となっている。

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