鎌倉後期の武将。名は四郎入道。備後国(びんごのくに)一宮(いちのみや)吉備津(きびつ)神社(広島県福山市新市(しんいち)町宮内(みやうち))の神官である宮氏の一族として、近隣の桜山に本拠をもった。1331年(元弘1)元弘(げんこう)の変における楠木正成(くすのきまさしげ)の挙兵に応じて、神社の南側丘陵上に築城し、700余名の兵とともに立てこもった。一時は備後のみならず備中(びっちゅう)、安芸(あき)へも進出しようとする勢いであったが、笠置(かさぎ)落城、後醍醐(ごだいご)天皇捕縛の風聞を聞くに及んで軍勢は離散、翌32年、一族20名とともに吉備津神社に参り、妻子を刺殺、社殿に火をかけ自刃した。現在神社周辺は「一宮(桜山茲俊挙兵伝説地)」として国指定史跡。
[小林一岳]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
(森茂暁)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新