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楽市・楽座 らくいちらくざ

世界大百科事典 第2版の解説

らくいちらくざ【楽市・楽座】

戦国時代から安土桃山時代にかけての都・市場政策。従来楽市楽座令は,戦国大名および織豊政権が領国経済の統一,その中心としての城下町繁栄を目的として発布したものであり,楽市は城下町を課税免除,自由交易の場とするために,楽は独占的な商工業座の解体を目的とした政策であるとされてきた。しかし現在では,これらの権力の発布した楽市・楽座令の以前に,各地に〈縁切り〉を基本的性格とする楽市場なるものがすでに成立していたことが想定され,この法令は城下町の繁栄を目的とした楽市場の機能の利用と位置づけられるに至っている。

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世界大百科事典内の楽市・楽座の言及

【織田信長】より

…しかもこの軍団は長期遠征に耐え,城下集住が可能であったため征服戦が有利に展開し,中央支配を早期に実現できたのである。またこの政権は土地の一職支配に基礎を置く過渡的存在であるといわれるが,一向一揆の鎮圧以後は大和や和泉に指出(さしだし)を徴して複雑な土地所有関係を固定明確化し,播磨では事実上の太閤検地といわれる検地が,柴田氏領内では刀駈(かたながり)が,大和では城破り(しろわり)が実施され,そして楽市・楽座,関所撤廃などの政策がとられた。もっとも最近では楽市・楽座令を都市振興政策の一環として限定的に理解するむきもあるが,これらの政策は豊臣秀吉により近世的統一政権の基礎として実現してゆくものである。…

※「楽市・楽座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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