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構造地形 こうぞうちけい

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世界大百科事典 第2版の解説

こうぞうちけい【構造地形】

地球表面の起伏,形態である地形は,地殻表層部を構成する岩石の〈構造〉と,そこに働く地球内部および外部からの〈作用〉と,地形形成の〈時間〉の三つの因子によって支配されている。地形が岩石の性質や地質構造と深い関係にあることに注目して,断層や褶曲などの地質構造やそうした地質構造を造る運動(造構造運動)に関係した地形を,20世紀中ごろまで一般に〈構造地形〉とよんでいた。しかし,欧米の地形学研究者によって調べられていたそれらの構造地形の大部分は,浸食に対する岩石の抵抗性の差異,とくに古い地質時代に形成された地質構造を反映した浸食地形であった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

構造地形
こうぞうちけい

広義には、地盤運動(地形をつくる地殻(ちかく)運動)と火山作用によってできた地形を総称し、狭義には地盤運動でできた地形をいう。テクトニック地形ともいう。わが国では、慣用的に広義の意味の構造地形の分類が使用されてきた。しかし火山地形は、火山作用によって噴出された物質の化学的性質による違いや、風の方向による火山砂礫(されき)や火山灰などの堆積(たいせき)状態、火山の侵食地形を含める場合もあるので、これを構造地形から除き変動地形とよぶ学者もある。
 狭義の構造地形は、大地形(大陸の全体的な形や弧状列島、海嶺(かいれい)や海底大山脈、大陸棚、海溝、海盆など)、台地や高原地形、褶曲(しゅうきょく)地形、断層地形、曲隆地形、撓曲(とうきょく)地形などの対象に分けて研究されている。構造地形は、地質時代と地域的に異なる気候因子に制約された外的侵食営力を受けるので、各気候帯ごとに異なる営力で修飾的に変形された地形であるから、気候地形学と関連的に研究されている。[有井琢磨]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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