出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
浄瑠璃(じょうるり)の一種。江戸の古浄瑠璃の虎屋(とらや)永閑が創始した一流。永閑は寛文(かんぶん)(1661~73)末から元禄(げんろく)(1688~1704)初期にかけて活躍した太夫(たゆう)で、1680年(延宝8)には『梵天国(ぼんてんこく)』『魔王退治』を将軍の上覧に供している。江戸・堺(さかい)町で操(あやつり)芝居を興行し、金平(きんぴら)風の豪快な芸風であったという。1703年(元禄16)に京都で出版された『松の葉』は『弘徽殿(こうきでん)』『丹前清玄(たんぜんせいげん)』『寛闊一休(かんかついっきゅう)』の3曲を、また翌年刊行の『落葉集』は『上鳴打(うわなりうち)』を、それぞれ永閑節として収めているから、関西でも歓迎されたとみてよい。現代では『寛闊一休』のみが地唄(じうた)に伝えられているが、いたって起伏の少ない曲節である。
[倉田喜弘]
…この門人広瀬式部の式部節は貞享・元禄(1684‐1704)ころ江戸に流行したが,式部は市村座に出演して歌舞伎浄瑠璃化し,また酒宴の席などのくだけた浄瑠璃を語って座敷浄瑠璃化した。浄雲の弟子の虎屋源太夫の門からは虎屋永閑(永閑節)が出て,元禄ころまで金平風を語った。この門人には虎屋喜元,虎屋寿徳などがあったが,寿徳は歌舞伎に出演した。…
※「永閑節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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