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一般に海岸の磯波(いそなみ)帯に隣接する部分から、その沖合い数十キロメートル付近までの間にみられる、海岸線に平行に流れる海流をいう。沿岸流には、沖合いを流れる海流の一部やその支流、潮流、吹送流、河川水による局所的なものなど、さまざまな原因の流れが含まれ、流速も海峡付近の潮流のように5ノット以上の強流から、0.5ノットにも満たない微弱流まで広範にわたっている。沿岸流は、陸上から流入したり、沿岸域で生産される種々の物質(栄養塩類、魚卵、稚仔(ちし)、砂泥)や海氷等を輸送、混合、分散する働きをし、沿岸域の漁業、環境保全、船舶の航行などに多くの影響をもたらしている。
[長坂昂一]
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longshore current ,littoral current
波が海岸にある角度をもって接近することによって生ずる,岸と平行で岸に近い(砕波帯の内側の)海流。沿汀流と同義に使われることもある。
執筆者:茂木 昭夫・中尾 征三
参照項目:海浜流系
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