コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

深泥池 みぞろがいけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

深泥池
みぞろがいけ

「みどろがいけ」ともいい,美度呂池,御菩薩池とも書く。京都市北区上賀茂にある池。周囲約 1km。松ヶ崎丘陵の南側にあり,地名の由来となった水底の泥土層は 4mに及び,深泥池生物群集は 1927年に天然記念物に指定。ジュンサイが特産。近年汚水の流入で水質悪化が心配されている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

深泥池

周囲1・5キロ、面積9ヘクタール。氷河期最終氷期(7万~1万年前)に形成され、通常は高地や寒冷地の池や湖に残っている氷河期の貴重な動植物が数多く生き残っていることで知られる。自然観察のスポットとして親しまれているほか、「幽霊が出る池」として紹介されることもある。

(2010-02-05 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

百科事典マイペディアの解説

深泥池【みぞろがいけ】

京都市北区上賀茂にある池。平安時代には泥濘池・美度呂池とあり,《今昔物語集》でも美々度呂池とする。また仏菩薩池・御菩薩池とも書くのは行基が当地で修法したことにかかわるという。
→関連項目上賀茂

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

みどろがいけ【深泥池】

京都市北区上賀茂にある池。北・東・南の三方を松ヶ崎丘陵に囲まれ,周囲約1km。〈みぞろがいけ〉ともいい,古くは美土呂池,御菩薩池,泥濘池などさまざまに記された。池底には堆積した数mに及ぶ泥土層があり,池の名はこれに由来する。平安時代には水禽を狩る遊猟池であった。西側を鞍馬街道が通り,《梁塵秘抄》に〈いづれか貴船へ参る道 賀茂川箕里(みのさと)御菩薩池……〉とうたわれる。池畔には京の六口にまつられた六地蔵の一つ深泥池地蔵があった(のち上善寺に安置)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

深泥池
みどろがいけ

「みぞろがいけ」ともいう。京都市北区の松ヶ崎丘陵の南麓(なんろく)にある池。周囲約1.5キロメートル。水深2メートル内外の浅い池で、その名の示すように池底には泥土が厚く堆積(たいせき)している。浮島や池中にはジュンサイ、コウホネなどの水生植物や、モウセンゴケ、タヌキモなどの食虫植物の群落のほか、甲殻類、昆虫類が生息し、「深泥池生物群集」として国の天然記念物に指定されているが、近年周辺の開発が進み、汚染が進んでいる。[織田武雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の深泥池の言及

【深泥池】より

…西側を鞍馬街道が通り,《梁塵秘抄》に〈いづれか貴船へ参る道 賀茂川箕里(みのさと)御菩薩池……〉とうたわれる。池畔には京の六口にまつられた六地蔵の一つ深泥池地蔵があった(のち上善寺に安置)。近世には池畔の村で深泥池焼とよばれる焼物もつくられた。…

※「深泥池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

深泥池の関連キーワード雲林院文蔵(4代)雲林院文蔵(初代)賀茂別雷神社境内モウセンゴケ織田武雄タヌキモ

今日のキーワード

所信表明演説

政府の長が施政に関する考え方を明らかにするために行う演説。日本の国会では、臨時国会や特別国会の冒頭に内閣総理大臣が衆議院および参議院の本会議場で行い、当面の問題を中心にその国会における内閣の方針を示す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

深泥池の関連情報