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濃厚飼料 のうこうしりょうconcentrate

翻訳|concentrate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

濃厚飼料
のうこうしりょう
concentrate

可消化養分が高く,水分が少く,容積が小さくて粗繊維含量の少い飼料。植物性のものと動物性のものに分けられる。前者には穀物類,油かす類,豆類,ぬか類,その他の農産副産物などがあり,後者には乳およびその副産物,肉やその副産物の肉粉や血粉,魚かすその他の水産副産物などがある。またいもなど根菜類の乾燥したものも含まれる。鶏や豚はほとんど濃厚飼料により飼養されるが,牛や馬などは粗飼料が主体となり,濃厚飼料は補給される程度である。しかし最近は生産向上のため,あるいは粗飼料の自給力のない畜産農家においては,濃厚飼料主体の経営が行われている。

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デジタル大辞泉の解説

のうこう‐しりょう〔‐シレウ〕【濃厚飼料】

繊維や水の含量が少なく、たんぱく質・脂肪・炭水化物などに富む飼料。米ぬか・ダイズ・トウモロコシなど。→粗飼料

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百科事典マイペディアの解説

濃厚飼料【のうこうしりょう】

粗繊維含量が少なく,タンパク質など可消化成分の多い飼料穀類油粕(かす)類,ふすま類,デンプン粕,ビール粕,糖蜜などがある。ニワトリ,ブタの飼養には濃厚飼料を主として用い,乳牛肉牛でも多く使われる。
→関連項目養豚酪農

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栄養・生化学辞典の解説

濃厚飼料

 家畜の飼料で,エネルギー含量の比較的高いもの.わら,乾草などのエネルギー含量の少ない粗飼料に対する語.

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世界大百科事典 第2版の解説

のうこうしりょう【濃厚飼料 concentrate】

粗飼料に比較し粗繊維含量が少なく,容積当りの可消化養分が多い飼料。濃厚飼料にはデンプン含量の多い穀類,タンパク質含量の多い植物油かす類をはじめとして,ぬか・ふすま類,農産物製造かす類,動物性飼料とともに,いもなどの根菜類が乾燥されたものも含まれる。濃厚飼料は家畜や家禽(かきん)の生産能力を効率よく発揮させるためにとくに必要なものであり,なかでもブタやニワトリのような単胃動物の飼育においては,消化器の構造と機能が繊維の多い粗飼料の消化に十分適していないこともあって,濃厚飼料なしには生産性を高く維持することができない。

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大辞林 第三版の解説

のうこうしりょう【濃厚飼料】

穀類・油粕類・糠類など、繊維が少なく可消化栄養分の多い飼料。 ↔ 粗飼料

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世界大百科事典内の濃厚飼料の言及

【選鉱】より

…そこで,これらの化学的分離技術に代わる物理的・機械的処理技術によって,ある程度までの分離を行うことが必要となる。 選鉱によって分離された有価値の産物を精鉱concentrate,無価値あるいはそれに近い産物を廃石(尾鉱)という。精鉱は目的とする鉱物を主体とする粒子の集まりである。…

【ウシ(牛)】より


【飼育,管理】
 飼養の形式は乳牛と肉牛で,あるいは経営の形態によって多少変わってくる。例えば都市近郊に見られる搾乳業者の場合には乳牛を畜舎内に繫養(けいよう)して,飼料も濃厚飼料を多給して乳の生産量を増すことに専心しているが,同じ乳牛を飼っていても繁殖,育成を目的とする牧場では,放牧を中心とした飼養形式がとられて,牧草を食べさせ運動も十分にさせるように留意している。肉牛の場合にも,子ウシ生産地帯,育成地帯,肥育地帯とそれぞれ飼育の形が変わっている。…

※「濃厚飼料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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