瀬川菊之丞(1世)(読み)せがわきくのじょう[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「瀬川菊之丞(1世)」の意味・わかりやすい解説

瀬川菊之丞(1世)
せがわきくのじょう[いっせい]

[生]元禄6(1693)?
[没]寛延2(1749)
歌舞伎俳優。屋号浜村屋。俳名路考。享保期の女方の名優。 60歳近くまで振袖が似合ったといい,天性の美貌に加えて高い伎芸の持主であった。当り役無間の鐘』『道成寺』『石橋』『女鳴神』。芸談『女方秘伝』を残した。

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