翻訳|autunite
ウランの二次鉱物の一つ。熱水鉱脈型ウラン鉱床、含ウラン堆積(たいせき)岩、花崗(かこう)岩質ペグマタイト中などに産し、濃集して産すれば鉱石として利用される。自形は正方板状。紫外線を受けると蛍光を発する。日本では岡山県人形峠の堆積性ウラン鉱床中に、人形石の酸化によって生じた二次鉱物として多産し、岐阜県土岐(とき)市東濃(とうのう)鉱山(閉山)の堆積性ウラン鉱床中にも産した。英名は原産地フランスのオータンAutunにちなむ。
[加藤 昭 2018年12月13日]
autunite
化学組成Ca(UO2)2(PO4)2・10~12H2Oの鉱物。正方晶系,空間群I4/mmm, 格子定数a0.7003nm, c2.067, 単位格子中2分子含む。薄板状,四角な外縁を示すことが多い。亜平行~扇状,鱗片状,葉片状集合体をつくる。劈開{001}完全,{100}不明瞭,比重3.05~3.2。ガラス光沢,劈開面で真珠光沢,淡黄~黄~黄緑色。透明~半透明。紫外線で黄緑色の強い蛍光を発する,屈折率・多色性α1.553~1.555, X無色~淡黄;β1.575~1.59, Y黄~濃黄;γ1.577~1.60, Z黄~濃黄,二軸性,2V(-)約10°~30°, 光分散r>v強。Caの一部はBa, Mgなどで置換可能。ウラン鉱床の酸化帯に,他の含ウラン二次鉱物とともに普遍的に産出。名称は原産地のフランスAutunに由来。
執筆者:坂巻 幸雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
ウランの二次鉱物中の主要グループであるウラン雲母族の代表種。組成Ca(UO2)2(PO4)2・10~12H2O。カルシウムは他の陽イオンで,リンはヒ素で,それぞれ置換できるため,見かけの似た類縁種が多い。乾燥により結晶水の一部は容易に失われ,メタリン灰ウラン石となる。酸に可溶。正方晶系。鮮黄~黄緑色,透明~半透明。モース硬度2~2.5。比重3.1。紫外線により鮮黄緑色の強い蛍光を発する。四角板状の自形結晶の集合体または不定形の皮膜として産出。底面に平行なへき開が発達し,雲母に似た見かけをとるものも多い。各種のウラン鉱床の酸化帯に産し,濃集部では鉱石鉱物として採掘の対象とされることもある。
執筆者:坂巻 幸雄
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