玉作部(読み)たまつくりべ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

玉作部
たまつくりべ

古代の職業的部民 (べみん) 。玉作連 (むらじ) ,玉祖連 (たまのおやむらじ) らの伴造 (とものみやつこ) に統率され,勾玉 (まがたま) などの玉類の生産に従事した。 (→品部〈ともべ〉)

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世界大百科事典 第2版の解説

たまつくりべ【玉作部】

玉造部とも書く。勾玉(まがたま),管玉丸玉等の玉類の製作に従事した大和朝廷の職業部。硬玉碧玉,水晶,ガラス等の材料に研磨を加えるので〈たますりべ〉ともいう。摂津河内遠江駿河,伊豆,上総下総陸奥,出雲,周防,土佐等原石を産出する地域を中心に分布していたことが古代の文献によって知られる。弥生時代以来存在した各地の玉作集団を部として組織したもので,その部民化の時期は5世紀後半以降と考えられる。

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大辞林 第三版の解説

たまつくりべ【玉作部】

大化前代、玉やガラスの装飾具の製造に従事して朝廷につかえた部民。たますりべ。

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世界大百科事典内の玉作部の言及

【玉作部】より

…弥生時代以来存在した各地の玉作集団を部として組織したもので,その部民化の時期は5世紀後半以降と考えられる。各地の玉作部は在地の伴造(とものみやつこ)玉作造(みやつこ)に率いられ,これを中央伴造玉祖連(たまのやのむらじ)(玉作連)が支配した。玉祖連は684年(天武13)に宿禰(すくね)を賜姓された。…

※「玉作部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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