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田荘 たどころ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

田荘
たどころ

大化改新前の豪族の私有地。天皇や皇族の所有地である屯倉 (みやけ) に対して,豪族の所有地をいった。その耕作は,豪族の私有民である奴婢部曲 (かきべ) の労働力によって行われたが,さらに一般農民の賃租によることもあった。

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デジタル大辞泉の解説

でん‐そう〔‐サウ〕【田荘】

豪族など権力者の私有の田地。たどころ

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百科事典マイペディアの解説

田荘【たどころ】

大和朝廷の豪族の私有地。別荘,事務所,倉庫などを置いて直接経営し,また付近の農民に土地を貸し付けて間接経営をしたといわれるが,実態は明らかでない。大化改新で原則として廃止。
→関連項目公地公民

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世界大百科事典 第2版の解説

たどころ【田荘】

日本書紀》大化2年(646)1月の〈改新詔〉第1条によると,臣,連,伴造,国造,村首が田荘を所有していたとみえるが,同書ではほかに崇峻即位前紀に,物部守屋の奴の半分と〈宅〉を分けて四天王寺の奴と〈田荘〉としたとあるのみで,その実態は容易に知りがたい。《日本書紀》では,給与される田地に〈たどころ〉の古訓が付されている(清寧前紀,大化2年3月甲申条)ので,〈たどころ〉は田地を主とし,それに経営拠点としての〈宅〉が付属したものであろう。

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大辞林 第三版の解説

でんそう【田荘】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

田荘
たどころ

律令(りつりょう)国家成立以前の豪族の土地領有地をいう。荘は田地の経営に必要な倉庫や建物のある一画をさす。天皇・皇族の所有地を屯倉(みやけ)とよぶのに対して、用いられたもの。587年(崇峻(すしゅん)天皇の即位前年)、大臣(おおおみ)蘇我馬子(そがのうまこ)らに敗北した大連(おおむらじ)物部守屋(もののべのもりや)の領地と領民は、没収されて大阪四天王寺(してんのうじ)の「奴(やっこ)、田荘」とされたと伝えられており、寺院の私有地も田荘とよばれたことがわかる。田荘の耕作は、その所有者に従属する農民がこれにあたり、賃租の形をとることもあった。したがって、大和(やまと)王権の支配が全国に及んでいくにつれて、地方豪族の田荘は減少し、大和王権を構成する王族・豪族の屯倉や田荘が増大することになった。その転換期は、動乱が各地で進む5世紀後半から6世紀に求められる。[原島礼二]

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