デジタル大辞泉
「瘤」の意味・読み・例文・類語
こぶ【×瘤/×癭】
1 病気のために筋肉が固くなるなどして、皮膚が高く盛り上がっているもの。
2 からだの一部をひどく打ったりして、そこが一時的に盛り上がったもの。たんこぶ。「転んで額に―ができる」
3 表面が盛り上がっているもの。「ラクダの―」「木の―」
4 ひもの結び目。
5 自由な行動のさまたげになるもの、やっかいなもののたとえ。多く、子供をいう。「目の上の―」「―つきの女性」
[補説]書名別項。→瘤
こぶ【瘤】[書名]
秋元不死男による句集。昭和25年(1950)刊。収録された句のうち約半数が、昭和16年(1941)から昭和18年(1943)にかけて、秋元が俳句弾圧事件で投獄されていた際の獄中句。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こぶ【瘤・癭】
- 〘 名詞 〙
- ① 病気のため、筋肉がこり固まって皮膚の一部がうずたかくなったもの。外傷性のもの、癌腫(がんしゅ)・肉腫などの腫瘍(しゅよう)性のもの、先天性のものなどが含まれる。しいね。ふしべ。ふすべ。
- [初出の実例]「頸の下に癭有て、年来(としごろ)、〈略〉医(くすり)を以て療治すと云へども」(出典:今昔物語集(1120頃か)一五)
- ② 打撲によって頭などにできる皮膚の隆起の俗称。医学的には皮膚下の血管が破れてできた局部性の血腫(けっしゅ)を意味する。
- [初出の実例]「瘤(コブ)に成たる所へ唾を塗りつけ摩(さす)って居る」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)五)
- ③ 樹木や物などの表面がうずたかくかたまりになったもの。
- [初出の実例]「藤の疣(コフ)を煎じてめせとぞ教へける」(出典:米沢本沙石集(1283)二)
- ④ ひも、なわなどのかたむすび、またはむすびめ。
- ⑤ ( 形動 ) 邪魔になるもの。妨げとなるもの。また、そのように妨げになるさま。厄介物。
- [初出の実例]「今さらおもへばお長といふこぶもあり」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)三)
- 「言ひ兼ねえ男さ、それだから自分も瘤な事を言はれるのだ」(出典:歌舞伎・処女評判善悪鏡(白浪五人女)(1865)四幕)
- ⑥ 身についた厄介なもの。特に、養育しなければならない子どもなど。「こぶつき」
- [初出の実例]「一夜の情一生の瘤」(出典:雑俳・俳諧觿‐二一(1813))
しい‐ねしひ‥【瘤】
- 〘 名詞 〙 こぶ。
- [初出の実例]「奴安居万呂 年六〈右方与保呂久保爾在志比禰 額黒子一〉」(出典:正倉院文書‐天平勝宝二年(750)九月五日・奴婢見来帳)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「瘤」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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瘤 (こぶ)
筋肉内あるいは皮下などに塊ができて,表面に隆起したものをいう。筋肉が収縮してできるのは生理的瘤である。病的瘤としては,良性,悪性の腫瘍,炎症性肉芽,出血による血腫などがある。なお,打撲後にできる〈瘤〉(俗に〈たんこぶ〉ともいう)は局所性の水腫である。
執筆者:北川 知行
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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瘤【こぶ】
生体の一部が限局的に盛り上がったもの。ヒトではおもに病的なものをいう。打撲による瘤はおもに皮下血腫が原因で頭部にできやすい。そのほかに腫瘍(しゅよう),炎症,出血などが原因となる。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の瘤の言及
【粉瘤】より
…アテローマとも呼ばれる。皮膚と癒着する,やや硬く,境界は鮮明な腫瘤で,下部組織とは癒着しない。きわめてゆっくりと増大し,大きくなると表面は半球状に隆起し,俗にこぶと呼ばれる状態となる。…
※「瘤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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