取立てる(読み)トリタテル

デジタル大辞泉 「取立てる」の意味・読み・例文・類語

とり‐た・てる【取(り)立てる】

[動タ下一][文]とりた・つ[タ下二]
多くの中から特別に取り上げる。「一度失敗を―・てて責める」「―・てて言うこともない」
大勢の中から特に選び出して用いる。抜擢する。引き立てる。「店長に―・てる」
催促し徴収する。強制的に取る。「部屋代を―・てる」「税金を―・てる」
取り扱う。使う。
弓矢を―・てむとすれども」〈竹取
そろえる。調える。
「しろがね、こがねの馬、さまざま色々―・てて」〈宇津保・蔵開下〉
築く。建てる。
金堂はそののち倒れ伏したるままにて―・つるわざもなし」〈徒然・二五〉
[類語](2発掘抜擢ばってき起用登用挙用スカウトヘッドハンティング選ぶ拾い上げる引き抜く白羽の矢が立つ/(3徴収徴発徴税収税課税追徴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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