真似(読み)まね

精選版 日本国語大辞典 「真似」の意味・読み・例文・類語

まね【真似】

〘名〙
① (━する) 他と同じようなことを言ったり似通った動作をしたりすること。また、他のものの姿形に似せること。ふり。模倣
霊異記(810‐824)中「舌を甞り唾を飲み、膾を切る效(マネ)を為〈類従本訓釈 效 万袮乎〉」
② 動作。ふるまい。行動
滑稽本浮世床(1813‐23)二「あのくれへそらったばけて、あどけねへまねをしたがる者も又あるめへ」

ま・ねる【真似】

〘他ナ下一〙 ま・ぬ 〘他ナ下二〙 他のものの行動・姿形などと同じことをしようとする。まねをする。模倣する。
蜻蛉(974頃)中「念ぜよ念ぜよと、耳おしそへつつ、まねささめき惑はせば

ま・ぬ【真似】

〘他ナ下二〙 ⇒まねる(真似)

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デジタル大辞泉 「真似」の意味・読み・例文・類語

まね【真似】

[名](スル)
まねること。また、形だけ似た動作をすること。模倣。「ボールを投げる真似をする」「アメリカ映画真似をする」
行動。ふるまい。「ばかな真似はよせ」
[類語]模倣模擬模写まね事人まね猿まね物まね口まね手まね見よう見まね右へ倣え模する複写複製写し模造紛い物偽物真似事倣う見倣うなぞらえる擬するイミテーションカーボンコピー

ま・ぬ【真似】

[動ナ下二]まねる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「真似」の読み・字形・画数・意味

【真似】しんじ

よく似る。

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