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口真似 クチマネ

デジタル大辞泉の解説

くち‐まね【口真似】

[名](スル)他人のものの言い方や声音(こわね)をまねること。

くちまね【口真似】[狂言]

狂言。酒の客をあしらうため、自分のまねをするように主人に言われた太郎冠者が、必要以上に主人のまねをする。

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大辞林 第三版の解説

くちまね【口真似】

( 名 ) スル
他人の話し方や声音こわねをまねること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

口真似
くちまね

狂言の曲名。太郎冠者(かじゃ)狂言。太郎冠者(シテ)が酒乱で有名な男を主人の酒の相手に招いてしまう。主人は適当にあしらって帰そうと考え、冠者には自分の真似(まね)をしてうまく応対せよといい含める。ところが冠者は、主人が「お杯(さかずき)を出せ」といえば、客に向かって「お杯を出せ」というぐあいに文字どおりの真似を繰り返す。腹をたてた主人は冠者を引き回して倒し、客に挨拶(あいさつ)して奥に入ってしまう。すると、太郎冠者も同じように客を引き倒して、相手に挨拶をする。シテは主人の真似をしていればよいので初歩的な曲とされ、類曲に『察化(さっか)』や『口真似聟(むこ)』がある。1593年(文禄2)の禁中能で豊臣(とよとみ)秀吉、徳川家康、前田利家(としいえ)の3人が演じた『耳引』という狂言はこの曲かといわれている。[池田英悟]

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