真夏日(読み)マナツビ

デジタル大辞泉 「真夏日」の意味・読み・例文・類語

まなつ‐び【真夏日】

最高気温がセ氏30度以上の日。→猛暑日夏日真冬日
[類語]夏日猛暑日酷暑日熱帯夜超熱帯夜

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精選版 日本国語大辞典 「真夏日」の意味・読み・例文・類語

まなつ‐び【真夏日】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 真夏昼間。夏のさかりの日。
    1. [初出の実例]「真夏日の墓べの溝にわく泡のふつふつとして静こころなし」(出典:林泉集(1916)〈中村憲吉〉悼左千夫翁)
  3. 真夏の太陽
    1. [初出の実例]「かがやける真夏日のもとたらちねは戦をおもふ桑の実くろし」(出典:赤光(1913)〈斎藤茂吉〉折に触れ)
  4. 気象で、一日の最高気温が摂氏三〇度以上の日をいう。

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知恵蔵 「真夏日」の解説

真夏日

真夏日は、最高気温が30℃以上の日で、東京の1年間の真夏日は、平年(1971〜2000の平均)は46日で、近年増える傾向にある。真冬日は最高気温が0℃未満の日。似た言葉に夏日(summer day)と冬日(winter day)があるが、夏日は最高気温が25℃以上の日で冬日は最低気温が0℃未満の日。熱帯夜は熱帯のように暑く寝苦しい夜のことで、気象統計は最低気温が夜明け前に観測されることが多いことから、最低気温が25℃以上の日としている。最高気温が35℃以上の日を猛暑日。 【年ごとの東京の真夏日日数】 (1971〜1980) 41、40、52、39、62、31、41、63、53、21 (1981〜1990) 41、24、35、51、54、33、50、21、47、60 (1991〜2000) 45、46、19、66、50、46、58、48、63、67 (2001〜2007) 52、59、38、70、57、38、54

(饒村曜 和歌山気象台長 / 2008年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真夏日」の意味・わかりやすい解説

真夏日
まなつび
tropical day

最高気温が 30℃以上の日。1年間の真夏日の日数は夏の暑さを示す目安になる。年による変動が大きいが,いずれの都市でも真夏日の出現する頻度は 8月に最大になる。おもな都市の平年値(1981~2010)をみると,稚内 0日,札幌 8日,仙台 18日,新潟 34日,東京 49日,名古屋 64日,京都 71日,大阪 73日,福岡 57日,鹿児島 77日,那覇 96日。なお,日最高気温が 25℃以上の日を夏日,35℃以上の日を猛暑日,夜の最低気温が 25℃以上の日を熱帯夜という。

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改訂新版 世界大百科事典 「真夏日」の意味・わかりやすい解説

真夏日 (まなつび)
tropical day

日最高気温が30℃以上になる日をいう。真夏の暑さを示す指標として用いられる。また,日最高気温が25℃以上になる日を夏日といい,夏の季節の目安となる。いずれもこれらの日数の統計値は夏の期間の長さを示す気候値として用いられる。なお,1951-80年の真夏日の平均日数は,那覇79日,東京45日,札幌7日である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「真夏日」の意味・わかりやすい解説

真夏日
まなつび

日最高気温が30℃以上の日をいう。別に、日最高気温が25℃以上の日を夏日という。真夏日は夏日のなかに含まれる。真夏日は、南に多く北に少なく、また内陸部に多く海岸部に少ない、という傾向がある。おもな都市での平均真夏日日数は、旭川(あさひかわ)10、仙台17、東京45、大阪66、那覇82である。

[平塚和夫]

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百科事典マイペディア 「真夏日」の意味・わかりやすい解説

真夏日【まなつび】

熱帯日とも。気候統計ではふつう日最高気温が30℃以上の日をいう。1961年―1990年の平均年間真夏日日数は札幌7日,東京45日,那覇82日。→真冬日

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とっさの日本語便利帳 「真夏日」の解説

真夏日

一日の最高気温が三〇℃以上の日。二五℃以上の日が夏日。

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